三日坊主はなぜ起きる? 習慣が続くしくみを13歳に解説してみた!

歯みがきは、毎日している。

なのに「今日から毎日、日記を書こう」と決めると、3日目にはもう白紙のまま。

やっているのは同じ人なのに、どうしてこんなに差がつくんだろう〜?

これ、根性のちがいで起きるわけじゃないんだ。

習慣がどうやってできるのかは、科学の世界でけっこう細かく調べられている。

むずかしい言葉を使わずに、そのしくみを説明してみるねっ

もくじ

三日坊主になるのは、やる気が足りないから?

まず、習慣ってそもそも何なのか。

習慣は「きっかけ → 行動 → ごほうび」の3つがぐるぐる回ることで育つ、と説明されることが多いんだ。

この回り方には「習慣ループ(=くせが育つ輪っか)」という名前がついているよ。

最初の歯みがきで見てみよう。

  • きっかけ:ごはんを食べ終わる
  • 行動:歯をみがく
  • ごほうび:口の中がスッキリする

これを何度も回しているうちに、ごはんを食べたら考えなくても歯ブラシに手がのびるようになる。

じゃあ、日記はどうだったかというと。

  • きっかけ:「今日こそ書くぞ」という気合い
  • 行動:1ページ書く
  • ごほうび:とくになし

きっかけが気合いだけで、ごほうびもない。

これだと、輪っかが回らないんだよね…

しかも、やる気には波がある。

アメリカのスタンフォード大学で人の行動を研究している人も、こう言っているんだ。

やる気は、上がったり下がったりするもの。

だから、やる気にたよらない形で習慣を作ろう、って。

つまり三日坊主は、やる気が下がった日に、まだ輪っかができあがっていなかっただけ。

性格の問題というより、しくみの問題なんだよ。

習慣が身につくまで、何日かかる?

「21日で習慣になる」という話、聞いたことがあるかもしれない。

でも実際に調べてみたら、もっとかかっていたんだ。

イギリスのロンドン大学の研究チームが、96人に新しい習慣を1つずつ選んでもらい、
毎日記録をつけてもらった研究がある。

選ばれたのは「お昼ごはんと一緒にくだものを食べる」「夜ごはんの前に15分走る」みたいな、身近なことばかり。

その結果、考えなくても自然にできるようになるまでにかかったのは、まん中あたりの人で66日だった。

だいたい2か月!

しかも、人や習慣によって幅がすごく大きくて、早い人は18日、遅い人は計算上254日かかりそう、という結果だったんだって。

コップ1杯の水を飲むような簡単なことは早く身につき、毎朝腹筋を50回するような大変なことは時間がかかったらしいよ。

そしてもう1つ、うれしい発見がある。

1日くらいサボっても、習慣づくりにはほとんど響かなかったんだ。

三日坊主になるときって、1日休んだ時点で「もうダメだー」とやめてしまうことが多いよね。

でもこの研究を見るかぎり、1日休んだくらいでゼロに戻るわけじゃない!

次の日にまた戻ればいいだけなんだ😃

新年に始めた英語の勉強が、1回サボった日を境に止まってしまうのも、きっと同じことが起きているんだと思う。

小さすぎる一歩を、いつもの行動にくっつける

じゃあ、どうすれば輪っかが回りはじめるのか。

さっきのスタンフォード大学の研究者がすすめているのが、
びっくりするくらい小さく始めるやり方なんだ。

その人が自分で試したのは

「歯を1本だけフロス(糸ようじ)する」こと。

1本だけなら、どんなに疲れていても、やる気がゼロの日でもできるよね。

コツは3つあるよ。

すでにある習慣のあとにくっつける

新しい行動のきっかけを、もう毎日やっていることにする。

「〇〇したら、△△する」という形で決めておくんだ。

  • 歯をみがいたら、スクワットを1回する
  • ランドセルを置いたら、日記を1行だけ書く
  • 夜ごはんを食べ終わったら、明日の時間割をそろえる

気合いとちがって、歯みがきや「帰ってランドセルを置く」は、毎日かならずやってくる。

だから「忘れてた」が起きにくいんだ。

笑っちゃうくらい小さくする

1行だけ、1回だけ、1分だけ。

小さすぎて失敗しようがないくらいが、ちょうどいい。

もっとやりたい日は、もちろん続けてOK。

でも「1行書いたら合格」と決めておけば、やる気がない日でも輪っかが止まらないんだよ。

仕事でいえば「パソコンを開いたら、今日やることを1行だけ書く」くらいの小ささで、じゅうぶんだよ。

やった直後に、自分をほめる

輪っかの3つめ、ごほうびをここで用意する。

シールを貼るでも、「よし!」とつぶやくのでもいい。

やった直後に気分がよくなると、その行動は残りやすいと考えられているんだ。

日記にごほうびがなかったのが、三日坊主の原因のひとつだったよね。

歯みがきが続くのは、スッキリするというごほうびが毎回ちゃんとあるからなんだ。

まとめ:三日坊主は、しくみで抜け出せる?

最後に、今回の話をまとめるね。

  1. 三日坊主は、やる気が足りないからではなく、習慣ループ(きっかけ → 行動 → ごほうび)がまだ回っていないから起きる
  2. 考えなくてもできるようになるまで、目安は66日(まん中あたりの人)。人によって18日から254日(計算上)まで幅がある
  3. 1日サボっても、習慣づくりにはほとんど響かない。次の日に戻ればいい
  4. 「〇〇したら、△△する」で、いつもの行動にくっつける
  5. 笑っちゃうくらい小さく始めて、やった直後に自分をほめる

で、何が言いたかったかというと。

続かないのは自分のせいじゃなくて、まだしくみができていないだけかもしれない、ということ。

実は…これを書いているぼくも三日坊主の常連で、
記事を書くのはずいぶん久しぶりなんだよねw

でも1日休んでもゼロに戻らないなら、久しぶりでもきっと大丈夫だから、
ぼくも「1本だけ」からまた始めてみるね😆

まずは明日、いつもの行動のあとに「1回だけ」を足してみよう!


参考リンク

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