SDGsビジネス入門セミナー

SDGsビジネス入門セミナー<2030年の日野と自分のビジネスを描こう>というセミナーが日野市で開催されていたので、全3回中2回目と3回目に参加してきました。

目次

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

世界の問題と聞くと思考が停止してしまいそうですが、
SDGsを理解し、それを踏まえて自分のビジネスや地域でできることはないかを探ろうという会だったので知識ゼロの私でもわりと取り組みやすかったです。

SDGsの内容をめちゃめちゃ簡単にまとめてみると…↓

誰一人取り残されない世界をつくる決意

私たちは貧困を終わらせることに成功する最初の世代になり得る。
同様に、
私たちは地球を救うチャンスを持つ最後の世代になり得る。
かもしれない…

変化の時代にどう向き合うか?

今までは、現状の世界が続くという前提で世の中の問題が議論されていたけど、
これからは世界は変化しているという前提で考えていきましょう!

例:ハイブリットとEV

EVシフトは、自動車のエンジンがガソリン→電気の違いだけ??

□ハイブリット

環境にやさしい車とは?

燃費をよくするには?

世の中が変わらない前提

□EV

脱炭素に向けてどうのような社会を構想するか?

社会システムを持続可能なものにどう再編するか?


<先に排気炭素0が常識の世の中を想定する>

大切なことは現状対応でなく未来の姿

□現状対応パターン

お腹をすかせた子どもに釣った魚を恵んであげるとします

しかし、明日になるとまたお腹がすいてしまいます

するとその子は人から施しを受けることでしか生きられなくなってしまいます。


□未来の姿を描いたパターン

その場で魚を与えるのでなく
魚の釣り方を教える

その後、自分の力で魚を得ることができるようになる

取り組むべき課題は
目指したい未来の姿

個人的には、
おなかが空いているのだからその場で魚を食べさせた上で
釣り方も教えてあげればいいのに…と思いました^-^;

郵便馬車の改善の先に鉄道はない

18世紀英国では郵便馬車が、重要な通信や輸送の手段だったが、20世紀に入ると鉄道に取って代わられた。

馬車が鉄道に変わったとき、社会の姿が変化した

■レールが引かれる
 鉄の需要
 駅中心の町ができる

■遠距離の安定的な運行
 仕入れられるものが変わる(地元産でなくていい)

■一度にたくさんの人やものを運ぶ
 ダイヤに合わせた生活

 

郵便馬車をいくら連結しても
鉄道にはならない

シュンペーター

まずは観察!

「現場で起きていること」を
自分で感じ、理解する

対象者をよく観察し、背景にある心理や価値観も考える

未来に起きていてほしい行動を考える

「村の活性化!!」

新しい行動
・女性か新しいことを始めやすくなっている
・健康な子どもたち…等

それに必要なことは?

行動を具体化する

現状の問題から
先ず、なっていて欲しいビジョンを設定

「健康意識の高い子どもたち」

進んで手洗いうがいのできる子どもたち

そうなるための
条件、環境を考える




諸力融合

ビジョンから新しい行動を考え、
その為に必要なことを導きだせたら
自分にできることは何か考えてみましょう

しかし、個人にできることには限界があります。

まずは、家族や友人に自分の考えを話してみる
次に、会社や組織、自治体に
そのうちに協力してくれる人々が現れ、コミュニティとなる

最終的には、地域を超えて政府や国をも動かす大きな渦になっている…かもしれません

2030年の「普通」を描いてみよう

SDGsについて学んでみて、2030年にはどんな世の中になっているか
経済的なことや法律的なことはなしにしてまずは自由に考えてみよう!
というワークの時間が与えられました

  • 2030年○○が普通になっている日野がいい!
  • 今は…○○が問題で広がっていない
  • 私が2030年に向けて始めたいことorこんな動きに参加したい

という3枚のシートを配布され、各自ワークに取り組みました。



2030年○○が普通になっている日野がいい!

う〜ん………
そんなに画期的なことは思いつかなかったのですが、
自分が普段からこうなってるといいなあ〜と思っていること(…ただの要望)を素直に描いてみました。

私はグラフィックデザイナーで、時々コワーキングスペースを利用して仕事をしているのですが、
子どもをシッターさんに預けると別の場所に連れていかれてしまいます。

もちろん充分にありがたいことなのですが、子連れのまま入れて、
コワーキングスペース内に保育室があれば(様子が見られるようできればガラス張りで)
精神的にも安定しもっと作業に集中できて、スペースの利用者も増えるのではないかと考えました。

或は、女性専用車両のように、子連れのまま利用できる部屋があってもいいのかも。
子育て中の母親は他の子がうるさくてもあまり気にならない人が多いので。。

今は…○○が問題で広がっていない

保育室が導入されたとしても、保育士不足の現状、預かってくれる人が足りない

仕事は子どもと離れてするものだという常識

私が2030年に向けて始めたいことorこんな動きに参加したい

一人でいくら考えていても机上の空論で終わってしまうので、
諸力融合にもあったように積極的に人と話し合うことができればいいなと思いました。

きっかけとして、ワークショップや勉強会など小さなものでも人が集まれる機会を作ってみたいと思いました。

それぞれの想いを合わせよう

次にグループになって順番に短いプレゼンをします。

それから、各自描いた2030年の普通を
グループで合体させ模造紙に絵を描きます。

最後にグループごとに2030年の日野の普通を発表しました。


白紙の模造紙を配布され、さあ絵を描いてください!と言われても
なかなか難しいもので…

なんとか描き出して一つの絵にしてみると、
自分の想いが抱える問題を解決しようとすると、同時に別の人の問題も解決するものがあるということが分かりました。



2030年というと、遠い未来の話しの感じがしますが、ほんのあと10年後の話。
初代iPhoneが発売されたのも10年ちょっと前のこと。
それから人々の生活は大きく変わりました。

少し未来を想像するには、現状が続くという考えは捨て、
未来には新しい常識が生まれているということを踏まえて想像してみる。
という考え方を学ぶことができました。

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